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稲作農家の長男として生まれ、子供の頃は、ずっと農家を継ぐものと思っていました。

父は、現在も宮城県美里町で、稲作農家をやっています。

小学校時代は、少年野球に没頭し、毎週毎週、試合と練習の日々でした。

中学校時代も野球を続けましたが、肩の弱さと足の遅さはどうしようもなく、プレーヤーとしての限界を感じ、中学で野球を辞めてしまいました。

今では、観戦専門となっています。

2007年楽天イーグルスの創立時から、レフトスタンドでの応援を続けています。

小中学校時代を通じて、目立ちたがり屋の性格で、とにかく周りと違ったことをやるのが大好きでした。

誰も行かないからという理由だけで、中学校から一人だけ、石巻高校に進学しました。

高校に入って進路を考えるに当たって、何となく農家の将来性に不安を感じて、他の職業を調べているうちに、「社長」が一番いいのではないかと考えるようになりました。

「社長」になるためにはどうするか、どうも、資格を取ると独立開業という道があり、社長になれそうだと思い至ったわけです。

今思いますと、何て浅はかなんでしょうね(笑)

資格の中でも、税理士の仕事は、自分に向いていそうですし、科目を積み上げていけばいいというのも魅力を感じ、税理士を目指すことを決めました。

大学では、専門学校との掛け持ちの、いわゆるダブルスクールで、税理士を目指すことになります。

始めて税理士試験を受験した大学3年時に、簿記論と財務諸表論の2科目に合格しました。

1年目に2科目合格できたことに、すっかり油断してしまい、2年目は1科目も合格できませんでした。

3月に大学を卒業しても、税理士試験は8月ということから、就職活動を一切せず、3年目は受験浪人として、税理士試験一本に絞って2科目に合格し、税理士資格取得まで1科目を残すのみとなりました。

大学を卒業した年の9月に、これ以上親には迷惑をかけられないと思い、仙台市内の会計事務所に就職しました。

税理士試験は、働きながらの受験が多いのですが、これがなかなか厳しかったですね。

最後の1科目の合格は、最初の受験から7年目の27歳のときでした。

税理士試験合格後も、3年間、いわゆる勤務税理士として、同じ会計事務所で働きました。

勤務時代は、入社2ヶ月で担当を持たせてもらったことから、法人税を中心に、様々な経験をさせていただきました。

お客様からは、「独立するときは教えてね。1番目の顧問先になるから。」という温かい言葉もいただきました。

当時最初に担当したお客様は、今でも、私の担当になっています。

勤務していた会計事務所は、司法書士事務所も兼業していることから、税理士でもあまり経験しないといわれる相続税や譲渡所得税の申告も数多くこなしました。

30歳になった時点で、7年間お世話になった会計事務所を退職し、独立開業することを決意します。

ありがたいことに、何社かは、独立後もお客様になっていただけました。

2003年4月から始まった起業支援ドリームゲートの専門家アドバイザーだったこともあり、自分で仙台で1番最初の資本金1円の株式会社を設立しました。

そういうこともあってか、会社設立の相談を受けたり、そのままお客様になっていただくことが多くありました。

セミナー講師の声もかかるようになり、これまで、旧住宅金融公庫、FP協会、宅建協会、銀行、ハウスメーカー等から、御依頼をいただいております。

受講者が税理士である税理士会や、珍しいところでは自衛隊でも講師をやりました。

2006年に子供達が生まれてから、いわゆる「イクメン」をやりながらの仕事でしたが、子供達も大きくなり、手がかからなくなってきたことから、これからは、税理士という仕事にもっともっと専念して行きたいと思っています。